前回は、IoTスイッチの「Raspberry Piで監視カメラ。取った写真をタイムラインにツイート」キットにサーボモータを付けるカスタマイズをしました。
詳細は「IoTスイッチの「Raspberry Piで監視カメラ。」にサーボモータをつけた件」をご覧ください。
今回は、前回の改造にさらに、「焦電赤外線センサー」もつけてみたいと思います。
前回の「サーボモータを付ける」カスタマイズの反省
遠隔操作(ツイッター連動)で、カメラの向きを任意の角度に変えられる様になったのは良いのですが、あくまでこちらの指定した時間やタイミングでないとカメラが発動しない。これじゃ、監視カメラとして十分な働きは出来ない。
そんな分けで、「生き物(主に人)の気配を感じて、カメラを起動して、ツイッターに投稿されると、監視カメラとしてより使えるようになるのでは」と言う事で、人感センサー(焦電型赤外線センサー)もつけてみました。
「Raspberry Piで監視カメラ」キット以外に用意するもの
・焦電型赤外線センサーモジュール(焦電人感センサ)
・ジャンパーワイヤー(メス×メス)×3
「Raspberry Piで監視カメラ」キットと焦電赤外線(人感)センサーを接続
下記の配線図の様に、人感センサーとRaspberry Piを繋ぎます。
Webカメラの上に、焦電赤外線センサー(人感センサー)をテープで付ける
かなり手作り感満載ですが、Webカメラの上にと焦電赤外線(人感)センサーをテープで止めます。
出来上がりの状態(配線などは後で適当にまとめたりするとよいかもしれません。)
焦電赤外線(人感)センサーを感知した時のプログラムを書く
「Raspberry Piで監視カメラ」の制御プログラムを改変
「Raspberry Piで監視カメラ」のラズベリーパイの中をFTPソフトなどを使ってのぞくと、下記のディレクトリに対象のファイルがあります。
「/var/www/html/iotswitch/server_component.php」
「sever_component.php」を下記の様に変更します。
server_component.phpの中身(変更前)下記の部分を
if ($tweetFlg) {
server_component.phpの中身(変更後)下記の様に変更
//--人感センサー連動-----------------------------------//
if($gpio->input($inputpin17)){
if($open_flg == ""){
$open_flg = "on";
}elseif($open_flg == "on"){
$open_flg = "off";
}
}else{
$on_flg = "";
}
if ($tweetFlg || $open_flg == "on") {
//--人感センサー連動-----------------------------------//
さらに同じディレクトリにある「sever.php」を下記の様に変更します。
server.phpの中身(変更前)下記の部分を
$inputpin = 18;
$gpio->setup($inputpin, "in");
server.phpの中身(変更後)下記の様に変更
//--人感センサー連動-----------------------------------//
$inputpin = 18;
$gpio->setup($inputpin, "in");
$inputpin17 = 17;
$gpio->setup($inputpin17, "in");
//--人感センサー連動-----------------------------------//
改変、作成したプログラムをFTPソフトでRaspberry Piにアップロード
SSHやリモートデスクトップ接続で、直接ファイルを操作している場合は、この操作は必要ありませんが、ローカルでプログラムファイルを作成した場合、FTPソフトで、「/var/www/html/iotswitch/」のディレクトリにアップロードします。
実際に動作確認して、予定通り動いたら完成
後は、実際に動かしてみて、想定の挙動になれば問題です。
例えば、焦電赤外線(人感)センサーの前に立ったり、手をかざしてみて、その時の写真がツイッターに投稿されたら成功です。
これで、監視カメラとして大分本格的になったかもしれません。